アンバー(琥珀)は、樹皮より分泌された樹液が地下に埋もれた後、高温・高圧の下で、酸化、蒸発などの化学変化を悠久の時を経て化石になったものです。
樹液が化石化したものの為、厳密には鉱物ではありません。
また、2000万年以上かけて完全に化石化したアンバー(琥珀)に対し、数万年をかけて化石化したコーパル(Copal)というのもあります。
コーパルはまだ完全に化石化されていない若いアンバー(琥珀)で、若年琥珀とも呼ばれています。
コーパルは熱帯の樹木から、アンバー(琥珀)は寒冷の樹木の樹脂が固まったものになります。
こちらはインドネシアのスマトラ島のランプン州産の天然琥珀(アンバー:Amber)です。
スマトラ島のブルーアンバーは産出量が少なく、また、太陽の光や紫外線によって青や青緑色に変色するのが特徴です。
光に透かして見ると半透明になる部分があり、また、樹脂化石ですので見た目より軽く、肌触りはザラザラとしています。
通常は、褐色や茶色をしたブルーアンバーですが、紫外線ライト(ブラックライト)を当てると・・・
上の写真の石が、青緑色になります。太陽光では変色しないのが、残念です。
こちらは、スマトラ産のアンバーでは無く、コロンビア産のアンバーです。樹液によって節足動物や植物を閉じ込めるのも特徴です。
アンバー / Amber
和名:琥珀(こはく)
硬度:2〜2.5
劈開:無し
断口:貝殻状断口
光沢:樹脂光沢
結晶構造:非晶質
比重:1.1
産地:インドネシア共和国 スマトラ島 ランプン州
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