日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
アズライト(藍銅鉱)の原石です。
アズライトとは銅の二次鉱物で、銅鉱床の風化帯に産出します。
また、同じ銅の二次鉱物であるマラカイト(孔雀石)と共生することが多いです。
(※ 二次鉱物とは既存の鉱物(ここでは銅)が水や空気と反応して別種に変わったものです)
岩絵の具の岩群青の原料でもあり、古来、青の顔料として使用されました。
つづいて産地ですが、こちらは中国安徽省産です。
安徽省は華東東北部に位置する内陸省で、南部は長江、北部は淮河が流れています。
安徽省の南部にある池州市貴池区 六峰山鉱山で産出したアズライトで、マラカイトと共生しています。
六峰山鉱山は石炭紀石灰岩の浸食洞窟に堆積した第四紀層の砂礫で覆われた浸出型の銅や鉄鉱床です。
こちらもマラカイトと共生しています。
アズライト(Cu3(CO3)2(OH)2)はマラカイト(Cu2(CO3)(OH)2)と成分がほぼ同じで、アズライトが時間と共に変化しマラカイトになる場合もあります。
また、アズライトからマラカイトに変質することはありますが、マラカイトからアズライトへ変質することはありません。
それは組織的にマラカイトの方が安定している為です。
こちらはアズライトの結晶をアップした写真です。
写真ではわかりずらいですが、群青色をした葉片状や平板状の結晶が成長しています。
結晶表面はガラス光沢ですので光を当てると反射してキラキラと綺麗です。
母岩の隙間を埋めるようにアズライトの結晶が成長し、針状結晶や菱形の平板状の結晶が成長しているのがわかります。
大地が作り上げた美しさがあります。
こちらもアズライトの結晶をアップした写真です。
さらに細かい結晶が成長し、光にキラキラと細かく反射して綺麗です。
1つ上の写真の裏側です。 多くの部分がマラカイトでありブドウ状や針状結晶をしています。
アズライト / Azurite
和名:藍銅鉱
分類:炭酸塩鉱物
モース硬度:3.5〜4
劈開:一方向に完全
断口:貝殻状
光沢:ガラス光沢〜無艶
結晶構造:単斜晶系
比重:3.8
産地:中国 安徽省池州市貴池区
【関連商品】
・岩石と宝石の大図鑑―ROCK and GEM/誠文堂新光社
ロナルド・ルイス ボネウィッツ(著)・青木 正博(訳)ISBN:978-4416807002
90,000円
19,500円
75,000円
19,000円
43,200円
47,000円
4,700円
86,000円
1,800円
2,200円
242,000円
3,500円