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スティブナイトの結晶です。
スティブナイト(輝安鉱)とは低温の熱水鉱床に、シナバー(辰砂)や銀等と共に産出し、稀少金属のアンチモンを主成分とする鉱物です。アンチモナイトとも呼ばれています。
また、スティブナイト(stibnite)の名前はラテン語のstibiumに因んでいます。
アンチモンの化合物は、古代エジプトで顔料(化粧品)として使用された痕跡があります。
※現代ではこの化合物は人体に毒性のあるものと考えられています
つづいて、産地です。
中国の南方・湖南省婁底市にある冷水江市(ロンスイジャン)です。
冷水江市はアンチモンの世界生産の60%を占める事からアンチモンの都として知らており、鉱物標本も多く出回っています。
金属光沢のある鉛灰色をした結晶で、表面は光に反射してキラキラと綺麗です。
写真の様に柱状結晶で産出し、最初は金属光沢がありますが次第に酸化によって黒ずんできます。
モ−ス硬度が2と軟らかく、ちょっとしたことで結晶表面に傷がつくので取扱には注意が必要です。
撮影時もスティブナイト(輝安鉱)を動かすと台紙と擦れて鉛灰色の条痕がつきました。
また、融点も低く火であぶっただけで溶けてしまうほどです。
針状の結晶が集まって成長し、表面には条線が入っています。
こちらは結晶を拡大したものです。
細かな針状の結晶が集まっているのが分かります。
双晶のように成長した結晶です。
結晶の様子が美しいですね。
表面が酸化して、うっすらと黒っぽい虹色に反射しています。
スティブナイト / Stibnite
和名:輝安鉱
分類:硫化鉱物
モース硬度:2
劈開:完全
断口:亜貝殻状
光沢:金属光沢
結晶構造:斜方晶系
比重:4.6
産地:中国湖南省冷水江市
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