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マラカイトとは、緑色をした単斜晶系の鉱物で、銅の二次鉱物です。
この特徴的な緑色は銅製品にできるサビの緑青と同じ成分をしています。
また、和名は孔雀石と呼ばれ、これは原石の断面の模様が孔雀の羽に似ている為に名付けられました。
つづいて、産地です。
中部アフリカに位置するコンゴ民主共和国のルアラバ州です。
コンゴ民主共和国は、アルジェリアに続いてアフリカ大陸で第2位の面積で、1997年迄はザイールという国名でした。
旧国名のザイールのカタンガ地区(katanga dustrict)から南にあるザンビア中部のカッパーベルト州にかけてカッパーベルトと呼ばれる銅山地帯が広がっています。
この辺りにはマラカイトの他にコバルトやカルノー石等が産出します。
マラカイトの和名が孔雀石と名づけられた様に層状や同心円状の模様をしています。
また、ブドウ状の結晶でも産出します。
モース硬度が3.5〜4と軟らかい鉱物で、細かく粉砕して緑の岩絵の具としても昔から利用されています。
ラピスラズリのウルトラマリン、アズライト(藍銅鉱)、シナバー(辰砂)も岩絵の具も利用されており、東山魁夷氏の絵ではマラカイトとアズライトを多用に使用されています。
また、マラカイトは古代エジプトでアイシャドウとして初めて用いられていたとされています。
こちらは板状にスライスカットされた後、磨いたマラカイト(孔雀石)です。
曲がりくねった層状模様や同心円状の模様が入っています。
こちらは一つの磨き石を4方向から撮影したものです。
一つの塊にいろいろな繊細な模様が入っています。
こちらも別の磨き石を4方向から撮影したものです。
同心円状の模様がたくさん入っています。
別の磨き石です。
とても繊細な模様が入っています。まさに大地が作り上げた美しさがあります。
こちらは丸玉に加工されたもので、とても繊細な模様が入っています。
こちらは、マラカイト(孔雀石)の動画です。
ゴツゴツ、ボコボコとした原石で、表面はザラザラとしています。一部分ですが表面の細かな結晶が光に反射してキラキラと綺麗です。
ぶどう状の結晶がいくつもあったり空洞になっていたり面白い表情をしています。
マラカイト / Malachite
和名:孔雀石
分類:炭酸塩鉱物
モース硬度:3〜4
劈開:完全
断口:亜貝殻状〜不平坦
光沢:金剛光沢〜 絹糸光沢
結晶構造:単斜晶系
比重:3.9〜4.0
産地:コンゴ民主共和国ルアラバ州
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