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チャルコトリカイトは赤銅鉱(キュプライト)の細い針状結晶です。
赤銅鉱(キュプライト)は銅鉱床の酸化帯で生成する主要の銅の鉱石で、自然銅やマラカイト(孔雀石)等と一緒に産出します。
銅を意味するラテン語の"Cuprum"に因んで名づけられました。
つづいて、産地です。
中国の中部地方に位置する湖北省黄石市にある大冶市です。
この産地では、他にも黄銅鉱やカルサイト等が産出します。
つづいて、チャルコトリカイト(針銅鉱)の特徴です。
主に立方体や八面体をした結晶の赤銅鉱(キュプライト)ですが、チャルコトリカイト(針銅鉱)は、その名の通り針状や繊維状の結晶の赤みを帯びた黒色をした結晶で、表面はダイヤモンド光沢があります。産出量は多くなく希少な鉱物でもありす。
こちらの写真は、母岩上に成長したチャルコトリカイト(針銅鉱)で、隙間に結晶が成長しています。
こちらはチャルコトリカイト(針銅鉱)の拡大写真です。
赤みのある茶色の結晶が重なるように成長しています。
こちらは別の場所に成長した結晶です。1mmにも満たない小さく細い結晶が密集して成長しています。
こちらも別の場所に成長した結晶です。母岩の亀裂や隙間の中に成長しているのがわかります。
チャルコトリカイト / Chalcotrichite
和名:針銅鉱
分類:酸化鉱物
モース硬度:3.5〜4
劈開:無し
断口:不平坦
光沢:ダイヤモンド光沢
結晶構造:等軸晶系
比重:6.1
産地:中国 湖北省黄石市大冶市
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