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ガーネット(柘榴石)は、含まれる成分により様々な色や種類に分けられます。
こちらはスペサルティン(満礬柘榴石)と呼ばれる種類で、マンガンとアルミニウムを主成分としています。
花崗岩、ペグマタイト中に産出し、赤や赤オレンジ、赤茶色、褐色をしているのが特徴です。
1823年にヘンリー・セイバートによって「マンガンのガーネット」と識別され、後にフランスの鉱物学者フランソワ・シュルピス・ブダントによって1832年にスペサルチンに改名されました。 これは、ドイツのスペサルト山地(Spessart Mountains)に因んでいます。
つづいて、産地です。
中国の南東にある福建省漳州市雲霄県です。
ここでは、スペサルティン(満礬柘榴石)の他にもフローライト(蛍石)やマイクロクリン(微斜長石)も産出します。
菱形十二面体や偏菱二十四面体をした結晶で、純粋なスペサルティンは、淡い黄色をしています。しかし、淡い黄色をしたスペサルティンの産出は稀で、多くの石は、アルマンディン(鉄礬柘榴石)を含みオレンジ色や濃い赤色をしています。
こちらのスペサルティンは母岩の上に大小様々な大きさの濃いオレンジ色の結晶が成長しており、ひとつひとつがガーネットによく見られる菱形の結晶をしています。
結晶表面が光に反射してキラキラと綺麗です。
つづいて、スモーキークォーツ(茶水晶)の結晶の上に成長したスペサルティンです。
こちらの産地のスペサルティンはスモーキークォーツと一緒に産出することが多く1つの塊で2つの鉱物を楽しめる一品です。
こちらは濃い色のスペサルティン(満礬柘榴石)です。
写真ではわかりませんが、スモーキークォーツの内部にスペサルティンを内包しています。
こちらはスモーキークォーツの上にびっしりと成長したスペサルティンです。
一部にスペサルティンの結晶が剥がれた跡があります。
こちらは同じガーネットのアルマンディン(鉄礬柘榴石)です。こちらのアルマンディンを含むことにより、スペサルティンがオレンジ色や濃い赤色になります。
スペサルティン / Spessartine
和名:満礬柘榴石
分類:珪酸塩鉱物
モース硬度:7〜7.5
劈開:なし
断口:貝殻状
光沢:ガラス光沢
結晶構造:等軸晶系
比重:4.2
産地:中国 福建省漳州市雲霄県
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