クリソコラの原石です。
クリソコラ(珪孔雀石)は、銅鉱床の酸化帯で形成される銅を含むケイ酸塩鉱物です。その最大の特徴は、鮮やかな青緑色の美しい色彩です。クリソコラは、銅が風化し酸化する際に、アズライト(藍銅鉱)やマラカイト(孔雀石)、クォーツ(石英)などと共に産出されることが多く、しばしばこれらと混ざり合った複合鉱物として見られることもあります。
鉱物学的には、銅イオンが特定の結晶構造に取り込まれることで、クリソコラ独自の青や緑の色合いが生じます。この色合いは、青みが強いものから緑が強いものまであり、銅の含有量や風化の度合いによって変化します。
また、クリソコラは結晶構造を持つことは少なく、通常は塊状や球状、あるいは細かい繊維状の集合体として見られることが一般的です。
こちらのクリソコラは、濃淡のある水色を基調とした大きな塊状の原石で、表面には小さな粒状の結晶が多く見られ、所々で瘤状をしています。不透明で光沢のない質感をしています。
また、濃淡のある緑色のマラカイト(孔雀石)が混ざっており、層状模様が入っているのが確認できます。
軟らかい鉱物ですので、取り扱いにご注意ください。
※ご使用のモニターにより、実際より色が濃く見える場合がございます。
大きさ:約130×120×85mm 1827g
硬度:2〜4
産地:ナミビア共和国
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