国産の黒曜石(オブシディアン)の大珠です。
大珠(たいしゅ)とは、縄文時代に作られた装飾品の一種で、主に首飾りとして使用されていました。その特徴として、中央に孔が開いている点が挙げられます。
大珠や勾玉は装飾品としての役割だけでなく、厄除けや幸運をもたらすお守りとしても使われました。また、祭礼や儀式での重要な道具として、さらには首長や王の権威を象徴するものとしても大切にされていました。
こちらの黒曜石は、原石の名残で小さな凹みがあるものの、磨きによって艶が出ています。
光に透かすと全体的に半透明になり、内部に層状模様やクリストバライト(方珪石)を内包しているのがわかります。(写真3枚目は光に透かして撮影しています)
細長い楕円形に加工され、約3mmの孔が空いています。
大きさ:34×17×7mm
硬度:5
産地:長野県諏訪郡下諏訪町和田峠
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